砂糖に関するクイズ

砂糖に関するクイズ – 健康編

砂糖1gあたりのカロリーはどれくらい?【 ①4kcal ②14kcal ③24kcal 】

答えは①4kcal。

砂糖はご飯やパンと同じ炭水化物です。従ってカロリーも同様に1g=約4kcalです。

ご飯も砂糖も体内でブドウ糖に分解され、脳や体のエネルギーとして使われます。

肥満の原因は何と考えられているでしょうか?【 ①糖分 ②塩分 ③生活習慣 】

答えは③生活習慣。

特定の食品ではなく生活習慣全体が肥満の原因です。

肥満の原因は、食べ物の摂取カロリーが消費カロリーを上回ることにあります。現在、摂取エネルギー自体は必ずしも過剰とはいえませんが、3大栄養素のうち砂糖を含む炭水化物以外の脂質、タンパク質はいずれも必要量を上回っています。

特に最近では、食の欧米化により脂質については摂取エネルギー総量の4分の1を上回っており、肥満を促進していると考えられます。従って肥満を防ぐためには、食事で摂る脂肪の割合を減らし、炭水化物の割合を増やすことが有効な手段です。

また、近年ライフスタイルが変化し、徒歩での移動や、運動不足など消費カロリーの減少も肥満の一因となっています。安易に摂取カロリーを減らすのではなく、適度な運動など生活習慣全般で肥満を防ぐ心がけが大切です。

虫歯の原因は砂糖?【 ①YES ②NO 】

答えは②NO。

虫歯の原因は、「糖分」「歯垢(細菌の固まり)」「糖分が歯に停滞する時間」の3つの因子が重なって起こると考えられます。

虫歯は口の中に残っている食べかすが、細菌とからみ合って酸を発生し、歯の表面を溶かすことによって起こります。従って甘いものを食べてもすぐに歯を磨けば食べかすは口に残らず、細菌も増殖できません。つまり砂糖だけが問題なのでは無く、細菌を増殖させる時間を与えないことが大切です。

ちなみに欧米の砂糖消費量は日本よりはるかに多いですが、1人あたりの平均虫歯経験歯数では日本が上回っています。

正しい食習慣と意識的な歯磨きで虫歯予防を心掛けましょう。

糖尿病は砂糖が原因なのでしょうか?【 ①YES ②NO 】

答えは②NO。

糖尿病の原因は遺伝的要因や高カロリー・高脂肪食などの食習慣、肥満・運動不足などの生活習慣、さらにはストレスによるものと考えられます。

糖尿病という病名から、砂糖が原因と誤解されがちですが、糖尿病の「糖」は「砂糖」ではありません。尿に「ブドウ糖」が含まれることから、こう呼ばれています。
糖分のとり過ぎで糖尿病になるという誤解もあり、砂糖の消費量は減ってきています。
一方で糖尿病患者は年々増加を続けています。このことを考えると、砂糖が糖尿病の原因ではないと言えるでしょう。
最近では糖尿病に対する誤解や偏見を払拭するため、英語の病名に基づいた「ダイアベティス」という案が発表されました。

正しい血糖値を知っておきましょう

空腹時の場合、正常な血糖値は70~100mg/dlです。以前は140mg/dl以上が糖尿病と言われていましたが、最近では126mg/dl以上に改定されています。検査で高血糖を指摘されたら、生活を改善して血糖値をコントロールしていきましょう。

砂糖に関するクイズ – 品質編

日本が輸入する原料糖の主な原産地の一つはこれらのうちどこでしょうか?
【 ①タイ ②ミャンマー ③マレーシア 】

答えは①タイ。

砂糖の原料である原料糖は、主にオーストラリア、タイから輸入されます。

国内では、沖縄、鹿児島で栽培された“サトウキビ”から原料糖と、北海道で栽培される“サトウダイコン(ビート)”より一部生産された原料糖も使用しています。

砂糖が白いのは実は漂白剤を使っているからって本当?【 ①YES ②NO 】

答えは②NO。

漂白剤は使用しておりません。

砂糖の主成分はショ糖という透明で甘味のある結晶です。ですから、純粋な砂糖は本来無色透明なものです。また、砂糖の結晶はもともと氷と同じように無色透明ですが、砕いた氷や雪と同じように結晶の粒子が小さくなると光の乱反射によりキラキラ光って白く見えるのです。

砂糖の原料の中には、色々な不純物が入っているため、精製糖工場では原料糖を再び溶かし、残っている不純物をすっかり除いてきれいな糖液にします。この糖液を煮つめて濃くし、さらに真空結晶缶で煮つめて砂糖の結晶を作ります。これを遠心分離機で結晶と蜜に振り分け、真っ白く見える砂糖ができ上がります。従って漂白剤などは一切使用していません。

ミネラルを多く含んでいるのはどの砂糖?
【 ①中双糖 ②三温糖 ③グラニュ糖 】

答えは②三温糖。

工場ではグラニュ糖などの白い砂糖が先にできます。残った糖液にはまだ、糖分が残っていますから、再び煮つめて結晶にする工程を繰り返します。このような工程を繰り返すうち、加熱によって糖液に色が着いてきます。この糖液からできるのが三温糖です。

三温糖はグラニュ糖などに比べミネラルを多く含んでいます。しかし、その含有量は、グラニュ糖が約0.01%、三温糖が約0.2%(100gで0.2g)と微量です。砂糖はご飯のように大量に食べるものではないので、砂糖から無理にミネラルをとるのではなく、野菜や海藻類などからバランスよくとることが大切です。

正しい砂糖の保存方法は次のうちどれ?
【 ①温度が低いところ ②風通しが良いところ ③温度や湿度が変化しないところ 】

答えは③温度や湿度が変化しないところ。
砂糖の保存は密封できる容器に入れて、温度や湿度があまり変化しない場所に置いてください。

砂糖は安定した食品なので、保存方法が良ければ長持ちします。

もし、砂糖が固まってしまった場合には、ビニール袋に移して霧を吹き、口を輪ゴムで止めて1時間くらいおけば元に戻ります。

砂糖に賞味期限はある?【 ①あり ②なし 】

答えは②なし。
賞味期限はありません。

砂糖は品質の変化がとても少なく賞味期限はありませんので、安心して長期保存できます。でも、砂糖を長く置くとまわりが黄色く変色することがあります。これは砂糖に含まれる微量のアミノ酸がメイラード反応と呼ばれる化学反応を起こし、褐色化するためです。

味が変わったり、甘さが落ちることはほとんどありませんから心配はいりません。

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